• SPEED SHOWの作り方

    Posted by Aram Bartholl on 06.14.10 1. 友人のアーディストに出品を依頼する 2. インターネットで告知する 3. 地元のインターネットカフェを貸し切る 4. 一晩限りのポップ・ネットアート展を開催する SPEED SHOWはオープンフォーマットなのでどんどんこれに続け! SPEED SHOWマニフェストはここにある。 先週の金曜に行われた記念すべき最初のSPEED SHOW vol.1 : TELE-INTERNETは大成功だった!

    期待していたよりも多くの(そして大事な)観客が来てくれたよ。ネットカフェのオーナーは驚いていたけど、気に入ってくれたみたいだ(年間契約を結んでくれたよ 笑)。出展作品の詳細は公開していなかったから、ここで全てを紹介する。 写真はKucによるもの。ありがとう!全ての写真はfflickrで見れる。Jon CatesJohannes P Osterhoffの写真もチェック! SPEED SHOW vol.1: TELE-INTERNET Friday 11th of June 2010, 21:00 – 00:00 Kottbusser Damm 103, Berlin 参加作家: MOAR!!! MAKE PAPER DANCE GIF GLITCHEEESSS (for J.Mack, J. Satrom & N. Briz) HTML,

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    埋め込みスクリーンキャプチャ・ビデオ 720×486 px, Jon Cates (US) 2010 MOAR!!! MAKE PAPER DANCE GIF GLITCHEEESSSはある日Twitterで交わされた3人の友人との会話を元にしている。デジタル・パンク/ローバイトスタイルで知られるJon Catesは、友人達のポストへの返信としてウェブサイトのリミックスを作成した。友人達がポストした数多くのアニメーションGIFはビデオに、カラーのピクセルはコピー風の白黒のテクスチャに、オーディオはアブストラクトなノイズに変換されている。 Nervous News HTML, iframe Constant Dullaart (NL) 2010 Nervous Newsは、GoogleやBBCニュース等の著名なウェブサイトを改変するConstant Dullaartによるシリーズ作品の新作。BBCのサイトをiframe経由で読み込んだ上で、「ナーバスな」ニュースの表示を行う。 Education of the Noobz HTML, mp3, ogg, flac, paypal Dragan Espenschied (DE) 2010 Dragan Espenschiedによる、現代ホームコンピューター音楽。Dragan Espenschiedはその前衛的かつ必然的な8ビット作曲作品で知られている。彼が新しく発表する音楽サイトNoobzは、素人風のHTMLとカスタムされた音楽再生インタフェース、そしてその簡素な見た目の裏に隠された高度なコードで構成されている。 Thumbing YouTubeコメント JODI (NL/BE) 2010 Thumbingは現在進行形のYouTubeへの介入行為である。ここでは、YouTube上のビデオコメント機能がアーティスト・グループJODIによりパフォーマンスツールとして転用されている。ウェブカメラのすぐ近くで2〜3秒間親指を立てる行為により、ビデオ共有の独占企業は全く役に立たない膨大な数の”Poke”に埋め尽くされる。パフォーマンスはランダムに選ばれたYouTube上の短い動画へのレスポンスとして行われており、これら大量のぼやけた肌色のビデオは、YouTube上で日々投稿されるオーディエンスのやかましい反応を想起させる。 Kopyfamo HTML, ユーザーコンテンツ, PHP, fflickr, Geraldine Juarez (MX) 2009 Geraldine JuarezによるKopyfamoプロジェクトは、アップロードされた画像に著名な通信社の透かしを追加するインタフェースを提供する。ブランドロゴを挿入する透かしの本来の目的は画像の商品価値を守ることにあるが、ここではJuarezによりその意味を転覆されている。AFPやGetty Images、ロイターなどのサイトには透かしが挿入されたVIPやポップスターの画像が数多く存在し、画像中の透かしはそこに写る人物の重要さを保証しているとも言える。Kopyfamoは一般の写真に透かしを挿入することで、ユーザーがインスタント・セレブリティを作り出すことを可能にしている。 Web****** (unreleased piece) Firefoxアドオン, JavaScript Tobias Leingruber (DE) 2010 Tobias Leingruberは、アーティスティックなFirefoxアドオンを集めたArtzillaでの活動により知られている。Webmarkerは彼の最新未公開Firefoxアドオンであり、全てのウェブサイトをタギングのキャンバスにしてしまう。「ウェブにマーキングして皆に公開しよう。Webmarkerアドオンを使えば、全てのウェブページに落書きをしたりノートを取ったりすることが可能になる。”Street Mode”を有効にすると、他のユーザーが描いたデータがウェブブラウジング中に表示されるようになる。Webmarkerアドオンは、GMLデータベース000000book.comに完全に統合されている。」 Midnight HTML, Java, GIFアニメーション Olia Lialina (RU) Dragan Espenschied (DE) 2006 Google mapsにおけるズーム/パンの古典的インタフェースが、ここではGIFアニメーションの花火に作り替えられている。黒い背景に浮かび上がる十字のシンボルは、マウスで触れるごとに顔文字や花、ハートで彩られ、この巨大な独占企業のインタフェースに隠された美しさを見せてくれる。Olia LialinaとDragan Espenschiedは、インターネットのアマチュア・カルチャーにかけては無敵のエキスパートだ。 Suicidemachine 埋め込みスクリーンキャプチャ Moddr [Walter Langelaar (NL), Gordan Savicic (AT), Danja Vasiliev (RU)] 2009-2010 Moddrは2009年の秋、素晴らしいタイミングでSuicide Machineという名のウェブサービスをスタートした。あれ以来、Facebookは不調の真っ直中にあり、メインストリームのメディアではソーシャルネットワークとプライバシーに関する議論が未だに続いている。Suicide Machineプロジェクトは、企業風の良くできたウェブデザインと風刺の効いたビデオの組み合わせにより、このプライバシー侵害とマーケティングに支配されたソーシャルネットワーク独占社会に対する大変洗練された批評を提示している。 Fakebook HTML Johannes

    P Osterhoff (DE) 2010 「Facebookを通して、誰もが簡単に僕のことを見つけられるし、Eメールの代わりにFacebookを使う人も多くなっている。僕はこの風潮が気に入らないし、Facebookという名のゲーテッド・コミュニティに毎日入り浸るのはごめんだ。[….] 古い知人達が僕の名前をGoogleで検索するとFacebookのページが最初に見つかるらしく、僕自身のウェブサイトや古き良きEメールではなく、Facebookを通してコンタクトを取ってくる。そこで僕は、Facebookのページに良く似たシンプルなウェブサイトを自作してGoogleの検索結果に現れるようにしたんだ。僕はこれをFakebookと名付けた。」 Animated Gif Mashup – Dance Sequence #001 HTML, PHP, Java, 長ーーいURL Evan Roth 2010 カスタマイズ可能なGIFマッシュアップエンジン。ポップ・ミーツ・GIF・ミーツ・ラップ。Evan Rothの作品は常に、ネットとオープンソースとポップカルチャーの高度に洗練されたミックスになっている。しばしば非常にミニマルな構成で作られるウェブベースの作品においても、彼はこれら全ての要素をピックアップしている。ビジュアルと音楽の手の込んだミックスに加えて、Dance Sequence #001はGIFアニメの配置を全て記述した非常に長いURLも一つの特徴になっている。 superfreedraw HTML, Java Ralph Schulz aka rgb3000 (DE) 2010 Super free drawは、素晴らしくミニマルで、かつソーシャルなコラボレーションが可能なドローイング・プラットフォームだ。匿名ユーザーは1ピクセル幅の黒いペンを使い、無限のデジタル・キャンバスに自由に書き込むことができる。一度描いた線を消すことは不可能で、他のユーザーにいくらでも転用され得る。Super Free Drawはソーシャル・ウェブの暗黙のルールを可視化して見せ、ほとんど物理的と言ってもいいようなコラボレーション体験を作り出している。 You’re Not My Father HTML, 埋め込みビデオ 720×480 px Paul Slocom (US) 2008-2010 「このビデオ・プロジェクトはテレビドラマ『フル・ハウス』の10秒ほどのシーンを再現したビデオと、オリジナルのBGMを元にしたループ音源によって構成されている。10人の撮影クルーはCraigslistを通して募集し、彼らへの謝礼(一人150ドル)はNew Radio and Performing Arts, Inc.の出資によって支払われた。Austin, Cincinnati, Chicago, Dallas, Denton, London, San Franciscoなど多岐に渡る土地からのスタッフがプロジェクトに参加した。」 [元記事]

  • SPEED SHOW

    Posted by Aram Bartholl on 06.08.10

    SPEED SHOW のフォーマット:

    インターネットカフェを訪れ、店にある全てのPCを貸し切って一晩だけの展示を行う。全ての展示作品はオンラインで公開され(必ずしもパブリックなサイト上にある必要は無い)、一般的なプラグインがインストールされた一般的なブラウザで動く必要がある。パフォーマンス作品は一般的にインストールされているコミュニケーションツール(インスタントメッセンジャー、VOIP、ビデオチャット等)を使って行うことも可能。特製のソフトウェア(ブラウザアドオンを除く)やオフラインのファイルは禁止。インターネットカフェそのものを物理的に改造する行為も禁止である。展示は一般公開され、インターネットカフェの営業時間内に行われる。来店客は展示を楽しむのも普通にメールをチェックするのも自由。

    SPEED SHOWマニフェスト by Aram Bartholl 2010

    SPEED SHOW vol.1: TELE-INTERNET

    2010/6/11 (金), 21:00 – 00:00

    Kottbusser Damm 103, Berlin (地図)

    以下のアーティストが新作/近作を展示予定

    – Jon Cates (US)
    – Constant Dullaart (NL)
    – Dragan Espenschied (DE)
    – JODI (NL/BE)
    – Geraldine Juarez (MX)
    – Tobias Leingruber (DE)
    – Olia Lialina (RU)
    – Moddr (NL/AT/RU)
    – Johannes P Osterhoff (DE)
    – Evan Roth (US)
    – Ralph Schulz (DE)
    – Paul Slocom (US)

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    Aram Bartholl

    キュレーターによる宣言文:

    ネット・アート・イズ・デッド?ポップ・ネット・アート万歳!

    90年代初頭、インターネットが広まる上で重要な役割を果たしたウェブブラウザは、この20年間でほぼ成熟の域に達したと言える。技術革新やオープンスタンダードの制定、そして多くのオープン・ソフトウェアの力により、ブラウザは非常に強力なツールになった。近い将来、ブラウザはOSに取って代わり、クラウド環境のアプリケーション以外のものは必要無くなるようにも思える。

    Facebookのユーザー数が5億人を突破するようになった今、我々は「ネットアート」というものを再考する必要がある。これまでのネットアートはメディアアートのバブルの外側に出る術を持っていなかった。90年代初頭の時点でもブラウザは素晴らしいキャンバスだったが、現在はさらに多くのことがブラウザ内で可能になっている。ここ5年位で、インターネットは完全にメインストリームに躍り出た。ソーシャル・ウェブはその力を完全に発揮するようになり、数億人のユーザーの日常生活の一部になった。日々やり取りされる大量のリアルタイム情報は一般のメディアや政治にも影響を及ぼすようになりつつある。

    オンラインで公開されるアート作品の潜在的なオーディエンス数は、現在非常に大きくなっている。技術的障壁やアクセス数と帯域幅の限界、スキルの欠如はもはや言い訳にならない。インターネット・ミームが氾濫し、YouTubeの人気ビデオが1日で2000万ビュー以上を記録するような時代において、アーティストはウェブというものを新たな視点で捉え直す必要がある。新世代のクリエイター達はネットアートの概念を次のステージに移行させている。ポップ・ネットアート(Aram Barthollによる造語、2010年)はソーシャルウェブのモノポリーと柔軟性の高いオープンソフトウェア、そしてインターネットのミームとポップカルチャーの影響の元で姿を現した。F.A.T.ラボメンバーを含む数多くのプログラマーやデザイナー、アーティストが、ポップ・ネットアートの分野で成功を示している。クラシックなネットアートは今や、ウェブ・アクティヴィズムやDIY哲学、共有文化、オープンソース信仰の影響の元で最新の技術とともに引用・リミックスされるようになっている。

    第一回目のSPEED-SHOWは、著名なネットアート作家から新世代のウェブ・プログラマー、そしてウェブの反逆者まで幅広いセレクションをお送りする。YouTubeへの介入やソーシャルウェブ批評、ピクセル讃歌、GIFアニメなど、12の作家が様々な新作・近作を発表する。

    ネットアートは死んではいない。君の家の近くのインターネットカフェに活動場所を移しただけさ。さあパーティの始まりだ!

    Aram Bartholl 2010

    [元記事]

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